島の人から旅人へ、笑いの連鎖

島の人から旅人へ、笑いの連鎖

座間味島の花壇にて

座間味島で出逢った島のおかあさんたち。

「アハハハハ~!!」と顔をくしゃくしゃにして笑う、おふたりの姿が忘れられない。

わたしもつられてたくさん笑った。これぞ笑いの連鎖!

楽しいときは思いっきり笑いたい、たとえ落ち込む日があってもこうして笑えるよう強くありたい、そう気づかせてくれた、ステキなおかあさんたちとの物語。

『ここ、座ったらいいさー。』

港近くの花壇と石碑

この日は朝からダイビングで、宿に戻ってきたのは16時頃だったと思う。

洗濯やシャワーを済ませたあと、さんぴん茶が欲しくなり、歩いて商店へと向かった。

商店からの帰り道、港近くの花壇に座っていた女性と目が合った。

隣にはもうひとり女性がいて、どうやらゆんたく中の様子。(ゆんたく=おしゃべり)

こんにちは!と挨拶すると、ふたりはものすごくニコニコして『ここ、座ったらいいさー。』と空いてるスペースをポンポンと叩いた。

わたしはお言葉に甘えて腰を下ろし、ゆんたくに混ぜていただくことに。

笑いの連鎖

ピンクの花

おふたりは島でくらしていて、夕飯の支度の息抜きにとここにやってきたそう。

『あたしは90越えてるよぉ~』『あたしは70代後半。見えないでしょ~?』

これを聞いたときは驚いた。

ちゃきちゃきしてらっしゃるので、とてもじゃないけどその年齢には見えなかった。

開いた口がふさがらないわたしを見て、『よくびっくりされるさ~。元気でしょ~?アハハハハ~!』とふたりは笑っていた。

そのあとも、話しては笑い、話しては笑い、踊りだしたくなるほど楽しい時間が続いた。

気づくと辺りは薄暗くなっており、『もうこんな時間かね。そろそろ戻らんとね~。』と言ってゆっくりと腰を上げた。

ありがとうを伝えると『いつもこうしてるさー。』とおかあさん。

またね~などの言葉は特にないまま、それぞれ家路についた。

おかあさんたちへ

微笑むヤギ

いくつになっても、こうして笑っていたい。

たとえ落ち込む日があってもこうして笑えるよう、強くありたい。

そう気づかせてくれたおふたりに、名も知らぬ旅人に元気をくれたおふたりに、ありがとうを伝えたい。

おふたりがくれたものを、今度は自分が送れるようになりたいな。

また会えたら、また一緒に笑えますように。