「この島には、なーんもないさー」といって微笑む、粟国島のおじいちゃんとおばぁちゃん

「この島には、なーんもないさー」といって微笑む、粟国島のおじいちゃんとおばぁちゃん

また会いたい人がいる場所。

粟国島は大好きな場所のひとつ

大好きな島のひとつ、沖縄県 粟国島

この島には、最低でも年に1度は通いたいと思っている。

そう思うのは、また会いたい人たちがいるから

今回はそのうちのおふたり、初めての来島時に出逢った島のおじいちゃん・おばぁちゃんとの物語。

おふたりは「この島には、なにもない」と言いつつも、おだやかな笑顔を見せてくれました

このときの観光客は、ほぼダイバー。

だれもいない道

2015.6月、初めてこの島を訪れた。

2泊3日のひとり旅。

沖縄県の離島の中でも特に人やモノの行き来が少ないと言われているこの島。

梅雨時の平日ともあってか、行きのフェリーには仕事着の人が数人。

観光客らしき人はポツリポツリとしか見当たらない。

この時期はギンガメアジたちのトルネードが見られる確率が高いとのことで、観光客のほとんどはダイバーだった。

ダイビングの予定もなくやってきたわたしに、フェリーで出逢ったダイバーはこう言った。

「ダイビングしないで、なにするんですか?観光って言っても、島1周するのに半日もかかりませんよ?」

その言葉が、これはおもしろい旅になりそうだと予感させてくれた。

実際に、自転車で島を散策していても、道端で観光客らしき人と出逢うことはなかった。

きっとみんな海の中。地上をウロウロしていたのは、わたしだけだったのかもしれない。

「あんた、なにしに来た?この島は、なーんもないさ~。」

島の人との出逢い

宿以外で観光客に出逢うことはなかったが、その代わり、島の人たちとの出逢いに恵まれた。

ダイビングもしない、連れも知り合いもいない、その状況で2泊すると聞いた島のおじいちゃんとおばぁちゃんは揃ってこう言った。

「あんた、なにしに来た?この島は、なーんもないさ~。」

また言われた!と思っていたのだがこのときはちょっと違う空気で、そういいながらもふたりの顔はなんだかうれしそうだった。

そして「あそこには行ったか?あれは見たか?これは知ってるか?」と、島のことをたっっっくさん教えてくれた。

なんもなくないじゃん!オイ!とツッコミたくなったと同時に、みんななんだかんだこの島が大好きなんだな~と感じ、ココロがじんとした。

その顔が忘れられなくて、また会いたくて、今年またフェリー粟国に乗る。

ふたたびフェリーに乗る