粟国島で出逢ったひまわり笑顔のおかあさん

粟国島で出逢ったひまわり笑顔のおかあさん

「不便なこともあるけど、この島が大好き!」

ハブ公園

粟国島に初めて訪れたとき、ステキな人に出逢いました。

この島でくらしている、明るいおかあさん。

おかあさんがくれた言葉とひまわりのような笑顔は今でも忘れられません。

わたしとおかあさんの物語。

出逢いは港がよく見える堤防

港が良く見える堤防

2015年6月、わたしはひとりでフェリー粟国に乗った。

お昼に島に着いてから自転車でぐるりと島を1周し、暑さにバテて宿でお昼寝。

このきままさが、ひとり旅の魅力のひとつ。

心地よい昼寝から目覚めたのは18時前。

この時期の空は、この時間でもまだまだ明るく、日が暮れまであと2時間くらいかかりそうだった。

宿の夕食の時間は19時、せっかくなのでそれまでの間お散歩することにした。

港がよく見える堤防を見つけたわたしはそこに座り、遠くで釣りをする島人の姿や漁船たちをしばらくぼんやり眺めていた。

ひまわり笑顔のおかあさん

ひまわりのような笑顔を見せてくれた

「どこからきたの~?」

後ろから、急に声が聞こえた。

ハッとして振り向くと、畑に水をあげている女の人の姿があった。

その隣には小学生低学年くらいの女の子がいて、親子であることはすぐに分かった。

『あ!こんにちは!茨城からです。』

「あら~遠いところからようこそ~!粟国に来たのは初めて?」

『はい、はじめてお邪魔しました!すっかり癒されてます~。』

おかあさんは水やりの手を止め、話を続けた。

「あ!あなた、あそこには行った?ハブ公園!朝日を見るなら、そこのすべり台からがオススメよー!夕日を観るならこっちねー!」

あっち、こっちと指を差しながら、どんどんおススメを教えてくれるおかあさん。

その笑顔はひまわりのようだった。

おかあさんがくれた言葉

野放しのヤギ

最後におかあさんはこう言った。

「私は自然が大好き!太陽も大好き!

この島はなーんもないし、不便なこともある。

だけど、自然を感じられるこの島が大好き!」

おかあさんと娘さんは顔を合わせ「ねーっ!」とでも言っているかのようにニコニコしていた。

こんなすてきな人たちがいる粟国島が、わたしはだいすきになった。

そして1年後、わたしはまたフェリー粟国に乗った。